HILIQ Nicotine Saltについて現時点のまとめ
2019年 07月 09日
休日にすっきり晴れるのは気分が良いけど、平日に秋晴れだと損した気分になる今日この頃。
昨日Minifitの確認をしたので、今日は日記お休みにするつもりだったのだけど、HILIQさんから
ニコチンソルトリキッドが届いたので、それに絡んであれやこれやのイレギュラー更新。
さて今日は、先日頂いたHILIQさんのNicotine Saltについて、その後色々あったので中間まとめ。
いや、ほんとはPOD用のニコチンソルトリキッドを頂いたので、それと一緒にまとめようかと
思ったのだけど、ニコチンソルトのまとめの部分だけで結構な量になりそうなので、どうせなら
Nicotine Saltの部分だけで上げ直した方がいいかなと思いまとめてみました。
前回のHILIQ Nicotine Saltの確認経緯は下記参照。
ニコチン絡みなので、注意文は前回と同じ文章をコピペしときます。
※ニコチン(ソルトも含む)は個人輸入にて入手できますが、医機法が適用される医薬品であり
依存性及び毒性がある薬物ですので、使わなければ使わない方が良いという事を念頭に於いた上で
大人の分別のない方はここでブラウザを閉じてそのまま忘れて下さい。
※ニコチン(ソルトも含む)は、日本国内での譲渡・販売は上記医機法に因り違法となります。
(毒物及び劇物取締法にて毒物としてのニコチンも譲渡・販売は違法となっています)
使用及び所持は禁止されていませんが、個人輸入も一定の規制がある事を良く調べて理解下さい。
※ニコチン濃度によっては、経皮吸収でも急性ニコチン中毒の可能性がありますので、取扱いは
細心の注意を払った上で、毒物と言う事を意識して保管等にも最大の注意を払って下さい。
又、入手及び使用した結果は全て自己責任となりますので、分別を持って扱う様お願いします。
※安易に手を出すのはダメ絶対!!!
喫煙者が禁煙目的の過程、もしくは減煙目的で仕方なく手を出すくらいだとと思って下さい。
さて、ここから本題、ニコチンソルトについての再まとめ、まずは前回のまとめの修正
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ニコチンソルトの一般的な性質について
ニコチンソルト自体は、販売されている煙草葉などに含まれ自然に存在する物。
ニコチンソルトはフリーベースニコチンと特定の酸(安息香酸など)を混合する事によって製造される。
→ニコチンが低温で気化する事を助ける(粒子層→ガス層への移行に因る吸収効率UP)
→通常のリキッドニコチンは弱酸性の所を、ニコチンソルトは上記の処理により粘膜に近い弱アルカリ性
とする事で、喉への刺激を少なくする(ヒットがスムーズ)
→ニコチンをフリーベースニコチンと同様に早く吸収させる化学反応を起こさせる
上記により、通常のリキッドニコチンと比較して、ニコチンを迅速かつ効率的に摂取できる用になる
一方で、高濃度ニコチンでもVapingしやすいというお品。
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ニコチンソルトの一般的なメリット
通常のリキッドニコチンと比較して、弱アルカリ性の為、ヒットがスムーズ(喉への刺激が少ない)
通常のリキッドニコチンと比較して、より速く高い吸収効率
通常のリキッドニコチンと比較して、喉への刺激が少ない為より高めの濃度で運用ができる。
→より高濃度での運用が可能になる事により、一度の吸引でより多くのニコチンを摂取できる。
通常のリキッドニコチンと比較して、酸化しづらいので保存が容易でリキッドの風味を損ないにくい。
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ニコチンソルトの一般的なデメリット
刺激が少ない為、高濃度での運用が容易となり急性ニコチン中毒の可能性が高まる。
ヒットがスムーズでより吸収効率が高い為、爆煙デバイスで高濃度での使用は控えた方が良い
→より化学反応を得られやすい環境の為、メーカー想定外のニコチン摂取量となる恐れがある。
通常のリキッドニコチンと比較して、製作工程の増加や素材の分多少高価となる。
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あくまで一般的にニコチンソルトに関して流布されている情報をまとめるとこんな所ですかね?
要は通常のリキッドニコチンでネックだった喉への刺激が抑えられて高濃度で運用できますよと。
メリットはそうなんだけどデメリットも表裏一体で、高濃度での運用が可能な事に因る弊害もあると。
注意!:ここからのまとめは全てHILIQさんのNicotine Saltについてで有り、他社では異なります。
で、前回ラストに追記した
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フリーベースニコチンの○mg/ml表記はそのまま希釈液中のニコチン濃度を表すが、ニコチンソルトの
○mg/ml表記は希釈液中のニコチンソルト濃度を表しています。
ニコチンソルトの単位量当りのニコチン含有量は製造方法に因って異なる為、単純計算は出来ない模様。
その為前提となるニコチンソルト濃度=ニコチン濃度ではない為、この日記は参考程度に見て下さい。
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という文章なんですが、なぜ追記したかと言うと前回の確認の前提である
通常のニコチンベースのニコチン濃度=ニコチンソルトベースのニコチン濃度が成り立たない
という事がHILIQさんと話していて判明したからなんすな。
他社のニコチンソルトベースに関しては分かりませんが、HILIQさんのニコチンソルトベースは
ニコチンソルトの○mg/ml表記は希釈液中のニコチンソルト濃度を表していると言う事。
ニコチンソルト自体は、フリーベースニコチンに特定の酸その他を混合して作られる為に、ニコチン
ソルト単位量(例:1mg)あたりのニコチン含有量は、結構少なめになると言う話。
(具体的なニコチン含有量に関しては製法に関わってくる為不明)
で、その他の成分と言うのは特定の酸その他の物質になるわけだけど、これらはニコチンソルトを
Vapeingする事に因って化学変化が起きニコチンを吸収しやすくする過程で失われるわけですな。
失われた成分などがコイルなどに付着しガンクの元になったりするという事かと。
んじゃ、単純にニコチンソルトの単位量に含有量をかければニコチン濃度分かるじゃんと思って
(例:ニコチンソルトリキッド200mg/ml*含有量50%(0.5)=100mg/ml)
HILIQさんに聞いて見ると、事はそう単純ではなく化学反応の過程で単位量あたりの実際の
ニコチン量は変わってくるというお話だったんすよね。
結局目安をどうすりゃいいのさって事で話し合った結果、実際にニコチンソルトを反応させて
実測した上で、ニコチンソルトの通常のリキッドニコチンに対する濃度目安になる対応表を作ると
いう事をお聞きしたので安心しました。今実測中らしいので遠からず公表されると思います。
とりあえず、濃度関係が一番ネックになると思うので、通常のリキッドニコチンとの濃度対応表さえ
出来れば、通常運用にはほぼ問題がなくなるでしょうから対応表待ちですなぁ。
ニコチンソルト自体の効きには個人差が大きすぎるので、各人が試してみるしかないでしょうし。
HILIQさんのニコチンソルト自体の特性や説明なども、多分同時に公表されると思うので、それらが
公表されて情報が出そろえば安心して運用できる様になると思います。
ニコチンソルトベース自体の販売も、多分そのあたりで発売になるんじゃないかと思ってますわ。
って、今改めてニコチンソルトリキッドの販売ページ見たら、特性や説明追加されてますな。
見て見ると、おおまかな特性は一般的なニコチンソルトリキッドとほぼ変わらない様子ですな。
HILIQさんで使われてるのは安息香酸ではなく、食品グレードの安全なAHA/フルーツ酸との事。
運用面からみても割とメリットが多いけど、通常のリキッドニコチンから乗り換える価値があるか
どうかは人それぞれの運用スタイル次第ですかね?ヒット欲しいならリキッドニコチンも有りだし。
で、ここまで書いて思った事は、今ニコチンソルトの説明や実際の情報として出てきている信頼できる
資料などは、JUUL社のニコチンソルトを前提に確認されている物がほとんどなんすよね。
JUUL社のニコチンソルトは製法は秘密で特許もあり、他社は独自で異なる素材や製法で似た様な物を
作っているのが現状だと思います。ニコチンソルトという名前が独り歩きしていますが、実際には
規格化されているわけではなく、各社が独自の製法、素材で似た様な特性の物を作ってニコチンソルト
という名前で売ってるだけなんじゃねぇかなと。
となると、公的に確認された情報と言うのは独自製作された各社のニコチンソルトには当てはまらない
事も多く、細かく仕様その他を確認するとなると、製造各社に問い合わせるしかない気がしますわ。
濃度一つとっても、ニコチン含有量表記で売られているのか、ニコチンソルト濃度表記で売られて
いるのかで大きく違ってくると思いますしね。素材や製法はもちろん特性も異なるでしょうし。
自分が使いたいニコチンソルトの情報は、製造各社に問い合わせるのが一番確実だと思います。
ここまでの情報に関しては、自分が独自に調べたり問い合わせた内容をまとめた物になります。
ここ違うよ!ここおかしいんじゃね!とか言う所がありましたら、情報の出典と併せて教えて
頂けると本当に助かります(化学の素人ががんばって調べた程度の内容なのでw
※結局前回追記で否定したのは、ニコチンソルト濃度でかなりプラセボ入ってた気がするから。
※おまけ:前回頂いたニコチンソルトと製作した確認用リキッドを一月冷暗所で常温放置した結果
→ほぼ変色等は無し、空けて匂いを嗅いでみたがイカ臭等もありませんでした。
※この日記は事前にHILIQさんにそのまま見せて、了解を得た上で書いています。
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※入手して試飲してからほぼ三カ月経過したので、原液及び試飲リキッドをチェックしました。
原液及びリキッドに変色無し、原液の方は嗅いでもアンモニア臭もありませんな。
試飲リキッド(30mg/m)を吸ってみると、多少ヒット感が増したかな?くらいですなぁ。
キックは当初と同レベル、臭みなどは当初試飲とほぼ同じ程度なので気にならないレベルですわ。
保管状況は冷暗所に放置してただけなんで、ニコべと比較するとあまり気を遣わないで良いかも?
※190102追記
ニコチンソルトベースが市販開始されたのと、開発中の品を頂いた際に確認したので追記。
ニコチンソルトベース販売のページに、ニコチンソルトの推奨使用量という項目があり、それを
見る限り、ニコチンソルト10mg/ml中のニコチン含有量は3.5mgくらいとの事。
という事はニコチンソルトベース濃度x0.35でニコチン含有量自体は分る訳ですな。
以前、煙草-ニコチンベース-ニコチンソルトベースの換算表を実測した上で作るというお話が
あったので、どうなったん?とHILIQさんに聞いてみると、ソルト自体のニコチン含有量を公表
する事にしましたとの事。まぁ含有量分かっていれば大体の目安はつくし問題はなさそうすな。
結局、ニコチンベースに比べると癖が無くて吸収効率を高めているのに加えて、吸うデバイスに
因っても出力次第で結果が変わるので、ニコべを使っているなら日常的に運用している濃度より
少し薄めくらいのニコチン含有量から始めて、好みの濃度を探れば良さそうではありますな。
※190709追記
HILIQニコチンベース、ニコチンソルトベースの変色に関してまとめられてたのでリンク追記
おまけ:未開封のまま冷蔵保管で製造後1年半以上経過した100mg/mlニコチンの様子
by redbug
| 2019-07-09 15:03
| HILIQ リキッド他
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